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革新的な判決 交通事故で「手話」が不自由「言語障害」と認定

筆者 事務局

交通事故で「手話」が不自由、「言語障害」と認定
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091126ddm041040135000c.html

名古屋での話。

「言語障害」の方が「機能障害」よりも賠償金額が高いゆえに、こういう話が出てきたのでしょうが、しかし手話を主な会話手段として日常的に使っている人にとっては、手が使えない=言語障害になるというのはわかる。

今回の裁判のポイントは「言語障害」とは何ぞや?という事だと思う。

聴覚障害関係者が心配していたのは、この裁判が「手話は言語か、言語でないか」という話になってしまうことであったと思う。

他のニュースでは「手話も言語」初認定とあるが、裁判官はそれについては触れていないのではないかと思う。

聴覚障害:「手話も言語」初認定…事故で腕不自由賠償訴訟
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091126k0000m040107000c.html

記事をみると、裁判官は「手話は意思疎通の手段」という所に落ち着つけたが、これが妥当な線であると思う。もし言語か言語でないかという話になれば、学術的な話になり、日本手話とか対応手話だとか文法だとか不毛な話になっていたと思う。

気になることがある。

その人の手話の使用度(依存度)は、どうやって量ったのだろう?

記事では「手話能力の14%が失われている」と認定されたとあるが、手話能力の減退は定量化できたとしても、コミュニケーション全体の中で手話をどれくらい使っているのかを証明するのは難しい。

もし口話もできる人であったとしたら、たとえ手話を日常的に使っていても「手話の使用度が低い」として、たとえ言語障害と認定されても賠償金額は低くなる可能性がある。

また聴覚障害者と関る人たちにも、懸念材料になる事があるように思う。

例えば一緒にスポーツをして、今回の交通事故のように聴覚障害者の手を怪我させてしまったら、言語障害ということで金額が大きくなり、一般のスポーツ障害保険では対応できない可能性はでてきやしないか?

調べてみないとわかりませんが。

もし対応できなければ「手話を使う聴覚障害者は、たとえ手を怪我しても自己責任」という覚書を書いてもらうことになると思う。

もし私が責任者ならそうすると思う。

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本人の夫です。お取り上げいただきありがとうございます。
この問題は基本的には個別に考える必要があると言う事に尽きます。


> その人の手話の使用度(依存度)は、どうやって量ったのだろう?

これは本人尋問とは別に手話の障害程度を進行協議によって確認をしております。
(今回に関して言えば)手話を使わなければ会話が成り立たないと言う事がわかれば良いレベルでしたが、依存度によってこの判断は変わるものと思います。



スポーツ傷害保険についてのご指摘は保険制度に対する指摘でしょうか?
スポーツ傷害保険のみでなくすべてに対して共通する問題です。
ちなみに、後遺障害等級というものは労働災害の基準をもとにしているそうです。
大きな捉え方をすれば障害を持って働く人にとって、その障害を補っている残された体の一部分を損傷したとしても、損傷した部分のみしか傷害されたという解釈をされない現実に即さないものです。


> もし対応できなければ「手話を使う聴覚障害者は、
> たとえ手を怪我しても自己責任」という覚書を書いて
> もらうことになると思う。

これは例に挙げられたスポーツのみではなく、労働に関しても同じように言う必要に迫られる場面があると思います。

現実的な対応は致し方ないのですが、その前にせめて保険制度の問題を指摘するべきだと思いました。


最後に申しあげておきたいことがあるのですが、私たち夫婦は聾者同士の夫婦ではなく、健聴者と聾者の夫婦ではありますがそれだけではない状況があります。


(もし支障のあるコメントでありましたら、削除していただいてもかまいません。)


大矢さま

> 本人の夫です。お取り上げいただきありがとうございます。
> この問題は基本的には個別に考える必要があると言う事に尽きます。

コメントありがとうございます、裁判のご心労、お察しいたします。

第三者には分かることのない色々なご事情があることと思いますが、これが今後の判例となることを考えると、色々と考えてしまうところであります。

もし現在も係争中でいらっしゃるのであれば、憶測や誤解が広まることが最も心配される点であるとと思いますので、DMにて返答できればと思っております。

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  • Author:H&Dエデュケーショナル事務局
  • 当会は障害や、不登校等の問題、在日外国人の子供達等マイノリティの子供達を支援する非営利組織です。平成13年から活動を開始し、これまで主に重度の聴覚障害を持つ子供達の支援活動を続けて参りました。
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