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文章力について

筆者 事務局

聾学校小学部の子供達の多くは絵日記を書いている。

書いているというより、文章の練習のために書かせられている。

多くは小学校1年のときから毎日書いている。

すごいなと思う。


毎日日記を書いている子の中には、親や先生と一対一でのコミュニケーションさえも難しい子供達もいる。

本人が楽しんで書いている分にはいいが、嫌々書いている子はさぞかしつらいだろう。

唯でさえコミュニケーションの壁を感じている子に、更なる”文章”という高い壁が設けられるのだから。

”面倒くさい”と投げ出してしまう子の方が、もしかしたら健全なのかも知れない。


子供達は、中高生になっても校内の弁論大会や、就職、進学のための論文などなど、何かと人前で発表するための文章を書く機会がある。

そのためシーズンになると、学習支援をしている子供達から文章についての相談が寄せられる。


指導をする中で感じるのは、小さい時から手話も口話でもコミが十分に取れず、自分の気持ちや思いを受け止めてもらう経験に乏しい子達が書く文章は、大きくなっても単なる事実の羅列のような文章が多い。

言いたいことが、さっぱり伝わってこないのだ。

というか「伝えたい」という気持ち自体が損なわれているのではないかと感じている。


高校生くらいの子には

「文章下手でもいい。だから自分の気持ちを自分の言葉でかけ」

と言っている。


しかし形ばかりの文章を書く事に慣れてしまった子にはそれができない。

表面的な学力ばかりを追いかけた教育の弊害なのだろう。

そういう子には、まず何を言いたいのかを、話し合いの中で見つけてもらうという事をする。



とまぁ・・・勝手なことを申しておりますが、私自身は、こどもの時から作文で先生や親に褒められた試しがありません。

学校行事の感想や、読書感想を書く時間が苦痛で苦痛で仕方ありませんでした。

夏休みの日記は、残り2日くらいでワッと書いていたような記憶があります。

とくに伝えたくもない事を文章にするのは、苦痛以外の何者でもありませんでした。

だから、書きたくもない日記を書いているろうの子供達はすごいなと尚更思ってしまうのです。


その後、自分でも文章力が上がったと思ったのは高校生のとき。

ある先生に、悩みを聞いてもらったことがきっかけでした。

話を聴くのが上手な先生がいまして、たまたま話を聞いてもらったのですが

その先生、聞き上手だったんでしょうね。

そのとき、はじめて「人に共感してもらえた」ことの快感を覚えました。


会話であっても文章であっても「人に伝える」ということでは同じ。

理解してもらえたこと、共感して貰えたことの快感が、文章力の向上につながると個人的には思っています。

だから口話でも手話でもコミができないという子には、まずは手話でスムーズに会話を取れるようになってほしいと思うのです。


いま大人になって”伝えたいことがなくても、何かを言わねばならない”という「場繕い」の機会が増えました(^^;。

勉強会や講演会をしめるためのコメントを求められたり。

でも大切なんですよね、そういうの。

そういう臨機応変な対応ができるかどうかで、力量が試されてしまう。

でも苦手なんです、そういうの。根が正直なもので。

(個人的には、そうした臨機応変の対応ができる舌先三寸の人間はあまり尊敬はできないと思っています(^^;)


ブログの更新を自分に課すことは

そうした”コメント力”養成には役立つのかな?

駄文は承知の上で、やはりやってみるか。

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  • Author:H&Dエデュケーショナル事務局
  • 当会は障害や、不登校等の問題、在日外国人の子供達等マイノリティの子供達を支援する非営利組織です。平成13年から活動を開始し、これまで主に重度の聴覚障害を持つ子供達の支援活動を続けて参りました。
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