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2009ジャパンパラリンピック クロスカントリー競技 手話通訳を終えて

筆者 ジャパラ手話通訳者

レクリエーション的なスポーツ大会の手話通訳は、そう大変ではない。

選手とのおしゃべりなどもしやすいし。

しかし今回のような競技スポーツになると話は変わってくる。

選手との距離が近すぎると、本来ならば選手自身が行わなくてはならないことを、通訳者が知らないうちにやってしまう可能性がある。

その競技に関する知識がない通訳者であれば尚更だ。

例えばクロスカントリー競技では、雪質に合わせてどのようなワックスを使うかが勝負の鍵を握っており、その作業は各選手が行っている。

ベテランの選手が同じチームの初心者の選手にアドバイスをしたり、ワックス塗りを手伝っている風景はよくあるが、通訳者が同じことをしては、特定の選手に肩入れをすることになり、フェアな状況ではなくなる。

以下は実際に個人的に経験した話ですが

(ケース1)
ある選手がタイムを計るのにデジタル腕時計を持ってきたが、会場で無くしてしまった。そこで「近くのホームセンターに行って買ってきて欲しい」と通訳者に依頼。

(ケース2)
・「宿舎から会場まで車で送迎して欲しい」と通訳者に依頼。

(ケース3)
・アルペン競技。滑り終わった後にまたスタート地点まで戻るとき、レースウェアのままだと寒いので、「スキーウェアをゴール地点まで持ってきて欲しい」と通訳者に依頼。

こうした依頼がしにくい雰囲気になるよう、試合の時は選手と距離を保つことを心がけています。

特に年配のろう者は「手話通訳=自分を助けてくれる人」という感覚があるようで、ちょっと仲良くなると、色んなお願いをしてきます。こちらも、ついつい手伝ってしまいそうになる衝動を抑えて、丁重にお断りをしています。


さて今回の通訳で一番大変だったのは、ドーピング講習の通訳。長時間の通訳できつかったです。

本来予定には入っていなかったが、クロカン協会さんのたっての要望で急遽開催された。講師は日本アンチドーピング機構の先生。

日本アンチドーピング機構
http://www.anti-doping.or.jp/

よくある誤解:

「漢方薬なら安全」

「上位選手ではないから、自分には抜き打ち検査はこない」

「医者から処方された薬であれば、ドーピング検査で陽性であっても、ノーペナルティ」

「栄養ドリンクなら問題なし」

こうした誤解が一般の選手にもあるとのこと。

ろう者で、このドーピング問題に詳しい人おらんかなぁ~。

そういう人に、ろう者アスリート対象にドーピング講習をしてもらわねば、と思いました。


ドーピング検査で陽性が出れば、まず最低でも2年間大会出場資格停止です。

自分の努力が水の泡になってしまう。

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