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「手話指導時に声を出すか/出さないか」の問題の本質

筆者 事務局

「なぜ手話指導するときに、なぜ手話通訳をつけないんだ/なぜ声をださないんだ?」

直接法での手話指導を行っている人達が、当事者組織の中でよく言われる話です。

●以下、手話学習をしてきた者の立場で述べます。

日本手話の学習者にとってみれば、声がある/なしという事が問題なのではなく、日本語と手話が平行して提示されること自体が、手話学習上の障害になります。

これは「ちょっと会話できればいいや」くらいの人であれば、さほど大きな問題ではないと思います。私も、もし短時間で知らない国の言葉をちょっと覚えるなら日本語音声解説付きで指導してもらいたいです。

しかし、ろう者の話をしっかり分かるようになりたい、通訳できるようになりたい場合は、日本語ー手話混同の手話指導では、日本手話の習得はできません。

新潟で行政の手話通訳サービスを利用する人は殆ど、聾学校卒業の日本手話話者です。

そういう地域で奉仕員や通訳者の手話指導は、どちらの手話学習者をターゲットにするべきでしょうか?ちょっと会話したい人たち?それとも通訳できるようになりたい人たち?

真面目な手話学習者がバカをみているのが、今の手話教育だと思います。

手話学習で苦労している手話難民の声を代弁します。

手話学習にかけた時間とカネ返せ!!!!!!!!!!!!!



とは言っても、声がない/日本語音声が無ければいいのか?そういう話でもない。

音声言語の直接法も研鑽を積まないと難しい。。

ゼロ学習者に対して、必要最小限の言葉を使って、シンプルに指導していくのは、知識と技術が必要。

そのスキルがない状態で、声なしの手話で指導されても、入門レベルの学習者にとっては苦痛でしかない。

そのスキルがない状態で、直接法の必要性をPRしても説得力がないどころか、直接法に対する信頼も損なってしまう。


でもその方法を学ぼうと思った時、ろう者にとっては、その技術や理論を日本手話で学べる場が、都会の一部しかない。当事者団体の中で学ぶ場を設けようと働きかけてきた若いろう者達の発案はことごとく退けられている。

それならと、当事者団体としてではなく、独自で開催しようとする。

そうすると地元の当事者団体から圧力がかかり、「あのイベントに行ったものはムラ八分」というお達しがでる。ろう者コミュニティが自分の居場所のろう者や手話通訳者はムラ八分になるのが嫌で、誰も行かない・・・。

そうして、若い人たちは田舎に見切りをつけ、都会に出て行くのであった。


●手話指導時に声を出すか/出さないかの問題の本質

この手話指導問題の本質は、「声を出す/出さない」という問題ではないのだと思っています。

・ミクロな視点で言えば、1つの言語を指導するにあたって特定の指導法のみを強制し、それ以外の指導法を排除するという行為といえます。

これって何かに似ていませんか?・・・ひと昔前の聾学校教育に。

聴覚口話一辺倒のろう教育に反対してきた人たちが、同じことを自分達が繰り返しているというのは、なんとも皮肉な話です。

行政のサービスですから一定のガイドラインが必要ですが、それがこれまでの手話教育の反省点が省みられていないものである場合、それに従うかどうかは、良心に基づいて行動してもらいたいものです。

・またマクロな視点で言えば、ろう者個人の自発的な活動を抑え込んでおり、市民活動の原理・原則に反しています。

手話奉仕員のテキストにもありますが、ボランティア活動・市民活動の原則は「主体性・自発性」です。聴覚障害者の社会参加を推進してきた筈の団体が、聴覚障害者の自主的な活動を妨害するというのは、まさに自己矛盾。

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手話学習は声ださない方が良いですが、確認が必要ですね。ろう講師のみだと周りのざわめきや授業に関係ない話をしてないかどうか?チェックができませんので、できれば聴者の方におしかり係りになれるような気持ちの強い人が入ってるとなおいいです。といっても怖い授業になるとみんな離れていきますから、随所に厳しさもいれた方がよいです。
どちらにせよ声ありの手話教室は手話に目がいきませんので。

ゆたっぺさんへ

音環境のチェックということですね。

聴者にとっては、手話指導中はシーンとなりますから、普段は気にしないような廊下の足音とか、他の部屋からの声が気になります。

手話に集中できてしまえば気にならなくなるのですが。

以前2Fで講座をやっているときに、1Fのホールで落語会がありまして、笑い声がドッと聞こえる
ということがありました(^^;
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  • Author:H&Dエデュケーショナル事務局
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